「親指から小指にかけて斜め」になっています。特に「親指が長いこと」が足の悩みにつながります。

巻き爪や外反母趾、足に合う靴が見つかりにくいことに悩まれてる印象です。
足指の関係性としては、親指の隣の人差し指から少しずつ短くなっていくので、親指が内側に入り込みやすいのです。

どんどん押されてしまって、一番外側で一番短い小指が歪みを持ってしまうこともあります。

写真と共に詳しくお伝えしてみます。後半は、靴の選び方をお伝えします。

他のタイプの方と比べても、すごく親指が長いサムファーストロングさん。

 一般的な靴は、つま先のデザインが、先端に向かって細くなっていきます。
 三角形や二等辺三角形に近いデザインで、頂点(一番出っ張ってるところ)がほぼ真ん中にあります。

 サムファーストさんのつま先に頂点があるとしたら、親指の先です!靴とのズレがあるんです!

◆先端に向かって狭くなる靴に、親指が押されて、外反母趾になっています。

 足指が移動して、三角形や二等辺三角形になろうと、頂点を真ん中に寄せようとしています!

 外反母趾になると、親指の付け根の骨(母指球)に痛みを感じることがあります。

◆外反母趾は、親指で起こります。足裏では、親指の延長線上に土踏まずがあります。

 親指の歪みの影響を受けて、土踏まずの位置がずれる足裏がつるようになったり、位置のずれから足裏がねじれると足裏が疲れやすくなります。

 親指にも、ねじれが加わっているので、親指の側面が靴の中に当たって、角質が硬くなります。

◆外反母趾で、または、靴の親指側の長さが足りないとき、親指が持ち上がってしまいます。
 親指の爪は靴の中に当たって、巻き爪になる場合もあります。

 本来の位置で親指を真っ直ぐ伸ばせる靴の選び方を、少しでも早く知っていただくことが大切です。

親指の第一関節も内側に入ってきて、三角形の靴に合わせようとしていきます。

 横からの写真も、お客様に撮らせてただいたのですが、外反母趾で曲がった母指球の側面と、親指の第一関節のところが赤くなっています。

 靴の中で当たってしまうそうです。

◆親指が内側に入ってくると、土踏まずや足の内側に体重が乗りにくくなり、外体重になっていきます。

 すると、内側から足に押され、外側から靴のに押された小指が、外へとねじれ始めます

 小指の関節が曲がって痛くなったり、爪が伸びずに黒くなったり。

 小指の先端が薬指に潜り込んでいき、小指の先端が三角形になったり、角質が硬くなったりしていきます。

◆外体重から、小指の付け根の骨が曲がってきたら、それは内反小趾です。

 外反母趾と内反小趾が同時に起こると、足指の付け根は外へと広がっていきます。
 開張足といって、足裏の横のアーチが下がった開張足になり、足裏の疲れや痛みを感じるようになります。

◆この開張足は、三角形のデザインの靴に合わせて、足指が中心へと集まったことでも発症します。

 足指の先が近づいた分だけ、足指の付け根が広がっていくのです!
 ここで、足指の付け根が広がることで、足幅の広い靴を履くようになると、ますます足は靴に合わせて、付け根を広げて、足指の先を近づけていきます

 ご自身の足幅と靴の足幅を合わせ、親指が真っ直ぐ伸びる靴を選ぶようにしてくださいね。

◆足が痛いという悩みがある方が、オーダーメードのインソールを作られたりしますが、そのインソールを入れる靴が、足指の先を中心に集めてしまう三角形だったら、インソールは役割を果たしてくれないのです。

サムファーストロングさんは、8タイプの中で一番足指が長いです。足の悩みも長い分だけ深いように感じます。

靴タイプ診断を受けてくださるお客様には、サムファーストロングさんが沢山いらっしゃいます。

始めた数年前よりも、靴のつま先のデザインが豊富になっていて、探せば足に合う靴があります。

「足が楽になった」「早く知りたかった」と言ってくださる度に、私は嬉しい気持ちと同時に「もっと沢山の方に靴タイプ診断を知っていただき、楽になっていただきたい」と思っています。

こうした足や靴の情報はより良く更新していきます。コラムにも書きますのでチェックしてくださいね。→ https://kinoubi-karada.com/column

親指側が真っ直ぐ長いデザインを選んで、親指が真っ直ぐ伸びるようにします。
オブリークトゥは、親指から小指に掛けて、斜めになってくサムファーストロングさんと、全く同じつま先のデザインです。パズルがピタッと合うように、足に合う靴を体験していただけます。

❌合わない靴

三角形に見えて、頂点が中心に近い靴は履かないようにしてくださいね!

ハイヒールやパンプスに多いポインテッドトゥは短さからも一番合わないデザインです。

靴タイプ診断では8タイプありますから、このデザインがぴったりのタイプがあります。

ローファーに多いアーモンドトゥは長さはありますが、二等辺三角形に近いので、合いません!

⭕️合うデザイン

オブリークトゥのデザインは、親指側が真っ直ぐ伸びていて、親指から小指に掛けて斜めに下がっていきます。

足と完全に一致するのではないでしょうか?

写真のショートブーツはやや丸みがあります。オブリークトゥのスニーカーと見た目が似ています。
スニーカー選びの参考になるデザインだと思います。

パンプスでもオブリークトゥが増えています。丸みがなくストレートなラインで洗練されて印象のものが見つかります。

🔺オブリークトゥに似たデザイン

長方形の一つの角を斜めに削ったようなデザインです。
靴タイプ診断では、変形スクエアトゥと呼んでいます。

親指から薬指くらいまでの先端が真っ直ぐなので、ややつま先が余ります。

余ることで、靴の中で足がズレなければ、こちらのデザインもチャレンジしていただけます。

こちらのデザインがピッタリなスロープについても、よかったら目を通してみてくださいね。

スロープ

下記の解説を「写真に保存」して、お買い物の参考にしてくださいね!

※商用利用不可

※基本的には、お自身のサイズと足幅が合う靴の中から選んでください。

三角形や二等辺三角形の靴は一般的に認知されていて、学校指定だったり、フォーマルにピッタリだったりして、これまで何度も何度も履いておられたと思います。今、足が辛いと思われていたり、歪みを改善したいと思われていたら、ぜひ靴選びを変えてみてください。外反母趾がある場合は一旦それに足幅を合わせつつ、足指を伸ばせる靴に変更。親指が真っ直ぐに伸びて本来の位置に戻れば、足幅も狭くなっていきます。連動しているのです。

足の歪み予防としても、靴タイプ診断をご活用いただければと思っています。